原田悠里 全曲集 2011

原田悠里 原田悠里 全曲集 2011歌詞
1.古都旅情(アルバムバージョン)


2.お水取り

作詞:木下龍太郎
作曲:三木たかし

いつかあなたに 着せたいのです
母の形見の 結城(ゆうき)つむぎを
裄(ゆき)も着丈(きたけ)も 同じなら
きっと似合うと 思います
笑顔のきれいな あなたのように
それはやさしい 母でした
寒がりだった この僕に
母はきまって 言ったものです
二月堂の
お水取りが 済んだから
春はそこまで 来ていると

いつもあなたに 見つけるのです
若いあの日の 母の姿を
小首かしげて ものを聴く
何気ないよな しぐさにも
きっとあなたと 並んだならば
姉妹(しまい)みたいに 見えたでしょう
母が愛した 大和(やまと)路(じ)を
一緒に歩いて くれませんか
二月堂の
お水取りが 済んだから
春をさがしに そこらまで
春をさがしに そこらまで


3.桜が咲いた

作詞:伊藤美和
作曲:大谷明裕

あなたを失(な)くして 私の胸の
小さな庭は 荒れ果てた
あなたの笑顔が 太陽で
いつでも優しく 照らしてた
泣いてばかりの 毎日を
まるで空から 見守るように
咲いた咲いた
咲いた咲いた 桜が咲いた

一人で生きてく 私にとって
この世は少し 広すぎる
あなたの隣が 私には
一番大事な 場所でした
忘れないでと つぶやけば
まるで明かりを 灯したように
咲いた咲いた
咲いた咲いた 桜が咲いた

あなたと出逢えて 私の胸の
小さな庭に 春がきた
二人で耕す 未来には
幸せ続くと 信じてた
涙こらえて 見上げれば
まるで空から 励ますように
咲いた咲いた
咲いた咲いた 桜が咲いた


4.つばさ


5.天草の女

作詞:たきのえいじ
作曲:弦哲也

船が出る度 泣きじゃくる
女も昔は いたとか聞いた
不知火(しらぬい)舞台に 漁火が
追って行けよと 云うけれど
天草捨てて 生きれない
あなた急いで ドラが鳴る

きっと帰ると 云わないで
断ち切る心を 迷わせるだけ
三十余島(さんじゅうよしま)を 胸に抱く
天草ふたりで 越えたって
暮らせやしない 女です
ここであなたを 送らせて

嬉しかったわ この私
誰より優しい あなたに逢えて
半年一年 過ぎたなら
どこか知らない 消し印の
葉書でいいの それだけで
せめて一言 あるだけで


6.氷見の雪

作詞:つじ伸一
作曲:岸本健介

能登から涙が 追いかけて
氷見(ひみ)の港で 雪になる
愛の名残りは この掌(て)の中に
大事に包んで いるけれど
寒すぎますよ おんな独りは
一緒について 行きたかった

今では漁り火 見えなくて
氷見はひっそり 白い色
恋の火をつけ 炎(も)やしておいて
男のひとって 無情(つみ)ですね
死にたいほどの こんな切なさ
あのひと知って いるのでしょうか

この海吹雪(ふぶ)けば あのひとは
氷見へ戻って 来るかしら
それが幻想(ゆめ)だと 判っていても
忘れはできない おんなです
一筋眉を 強く引いたら
明日は春が くるでしょうか


7.沙の川

作詞:つじ伸一
作曲:岸本健介

愛されて生きる 倖せよりも
愛して生きたい 傷ついたって
昨日の私に 別れを告げて
あなたへ流れる 舟に乗る
涙のさざ波 さらさらと
…沙(すな)の川

「待っていたよ」と いつかのように
抱きしめられたい 逢いたいんです
うわさが背中に 突き刺さっても
命が消えても かまわない
情(おもい)の陽炎(かげろう) ゆらゆらと
…沙の川

明日(あした)が何(なん)にも 見えなくたって
この恋ひとつが あるだけでいい
あなたの心に つかまりながら
月日の果てまで 流れたい
ともし灯(び)遠くに きらきらと
…沙の川


8.おんな坂

作詞:原譲二
作曲:原譲二

いつか幸福(しあわせ) くるだろうと
そんな夢見て 生きてきた
辛くってサ 辛くってサ
何度泣いた日が
運命(さだめ)悲しい おんな坂

とうに忘れた 人なのに
未練ばかりの こぬか雨
辛くってサ 辛くってサ
いつか呼んでいた
想い届かぬ おんな坂

ひとりぽっちにゃ 馴れてるが
なんで枕が また濡れる
辛くってサ 辛くってサ
こんな暮らしでも
強く生きます おんな坂


9.津軽の花

作詞:麻こよみ
作曲:岡千秋

真冬(ふゆ)の寒さに 耐えてこそ
花は咲きます 実もつける
恋して何度も 傷ついて
春が来ました 私にも…
あなたと二人 この町で
きっときっと きっとつかむわ幸せを
林檎も桜も 一緒に咲いて
北の津軽は 春盛り花盛り

明日(あす)の生活(くらし)が つらくても
つなぐこの手は 離さない
津軽の言葉の 優しさに
胸の根雪(ねゆき)が 溶けて行く…
あなたと二人 この町で
きっときっと きっとつかむわ幸せを
女心の 一途な想い
乗せて流れる 岩木川岩木川(いわきがわいわきがわ)

あなたと二人 この町で
きっときっと きっとつかむわ幸せを
林檎も桜も 一緒に咲いて
北の津軽は 春盛り花盛り


10.ひとり大阪

作詞:鳥井実
作曲:岡千秋

逢いに来ないで 死ぬ気で惚れた
夢が終った 夜だから
雨の大阪 つき放されて
どこへ行ったら 幸せなのか
キタもミナミも 濡れて曽根崎
ああ 迷い道

どうせ男は 薄情者と
恨みながらも すがりたい
雨の大阪 泣くだけ泣いて
涙かれたと 嘘つきながら
あてもないのに 濡れて難波の
ああ 未練道

女ひとりで 淋しいけれど
捨てて行けない この街を
雨の大阪 思い出よりも
すがる あなたの情が欲しい
ひとりぼっちの 濡れて堂島
ああ おんな道


11.安曇野

作詞:やしろよう
作曲:伊藤雪彦

大糸線に 揺られて着いた
ここは松本 信州路
安雲野は安雲野は 想い出ばかり
どの道行けば この恋を
忘れることが できますか
せめて教えて 道祖神

湧き水清く ただ一面の
山葵(わさび)畑が 目にしみる
安雲野は安雲野は 想い出ばかり
あの日と同じ 春なのに
あなたはそばに もういない
恋は浮雲 流れ雲

なごりの雪の 北アルプスを
染めて朝陽が 今昇る
安雲野は安雲野は 想い出ばかり
あなたを今も 愛してる
恋しさつのる 旅路です
揺れる面影 梓川


12.春しぐれ

作詞:たきのえいじ
作曲:弦哲也

雪見障子に 赤々と
もれるかがり火 飛騨の宿
わずか二日の 旅なのに
淋しさばかりが つきまとう
あなた逢いたい 今すぐに
くじけそうです このままじゃ
春のしぐれが 音もなく
心にぽつり ふるばかり

胸の迷いを 断ち切れず
ひとりおもいで なぞってる
和紙で作った 盃に
つぎ足すお酒の ほろ苦さ
せめても一度 その胸で
抱いて眠って くれますか
重ね着しても 寒すぎて
焦がれる想い 隠せない

あなた泣いても いいですか
くじけそうです このままじゃ
春のしぐれが 切なくて
心にともす 夢灯り


13.命かけても

作詞:高田ゆきお
作曲:桜田誠一

心にさびた おまえの傷を
俺がなおすと 言った人
やさしく笑う おまえが好きと
やせた私を 抱いた人
ほんとに信じて いいですか
命をかけても いいですか
私はあなたについてゆきます

おまえと二人 歩いてゆくと
生きる支えを くれた人
素直に涙 流せばいいと
揺れる心を 止めた人
ほんとに信じて いいですか
明日を夢みて いいですか
私はあなたに ついてゆきます

ほんとに信じて いいですか
命をかけても いいですか
私はあなたに ついてゆきます


14.天草小唄


15.木曽路の女

作詞:やしろよう
作曲:伊藤雪彦

雨にかすんだ 御岳(おんたけ)さんを
じっと見上げる 女がひとり
誰を呼ぶのか せせらぎよ
せめて噂を つれて来て
あゝ恋は終わっても 好きですあなた
湯けむりに揺れている 木曽路の女

杉の木立の 中山道は
消すに消せない 面影ばかり
泣いちゃいないわ この胸が
川のしぶきに 濡れただけ
あゝ恋は終わっても 逢いたいあなた
思い出のつげ櫛(くし) 木曽路の女

明日は馬籠(まごめ)か 妻籠(つまご)の宿か
行方あてない 女がひとり
やっと覚えた お酒でも
酔えば淋しさ またつのる
あゝ恋は終わっても 待ちますあなた
どこへ行く流れ雲 木曽路の女


16.遥かな道